日ノ出町「むかん 横浜」の牡蠣バターたまご麺

2024年8月、日ノ出町の「KitchenGATE 横浜日ノ出町」内にある「むかん 横浜(お店情報へ)」へ。 東京の人気店「むかん」グループが神奈川初進出ということで期待しての訪問でした。 訪問時の様子 ランチタイムを過ぎた13時ごろに到着。並びはなかったものの、店内は7割ほどの入りでした。 今回のオーダー 前金・食券制。メニューは「牡蠣バターたまご麺」と「雲丹バターたまご麺」の2本立て。 今回は「牡蠣バターたまご麺」(800円)とサイドメニューの「肉丼」(300円)をオーダーしました。 牡蠣バターたまご麺 「牡蠣バターたまご麺」は最近流行りのいわゆるTKM(たまごかけ麺)。 卓上には食べ方の案内があり、 最初は麺のみを味わう 麺の下のタレと卵黄を絡める スプーンの牡蠣バターを混ぜる レモンを絞る という流れで味の変化を楽しめます。 麺は「三河屋製麺」の中太平打ち麺。水で締められていましたが、少し生温かさが残っていたのが惜しいポイント。 メインの牡蠣は、もっとガツンと濃厚な味わいを想像していたものの、思ったより控えめ。よく言えば牡蠣のクセを抑え、誰でも食べやすい間口を広げた印象の仕上がりでした。 「肉丼」はローストビーフのようなレアチャーシューを載せた丼でした。 たまご麺だけだと、少し物足りなさを感じましたが、丼と合わせてちょうどいい満足度でした。 まとめ わざわざ都内まで行かなくても「むかん」の味を楽しめるようになったのは嬉しいですね。 ごちそうさまでした。

2024-08-09

新横浜「横浜ラーメン 六角家1994+」のラーメン

2024年5月、新横浜の「新横浜ラーメン博物館」内にある「横浜ラーメン 六角家1994+(お店情報へ)」へ。 訪問時の様子 満席で外に数人の待ち。ですが、5分ほどで入店できました。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「ラーメン」(950円)、「キャベチャー」(200円)をオーダー。ラーメンのお好みは「柔らかめ」でお願いしました。 ラーメン まずはキャベチャーから提供。「六角家」と言えば、やっぱりキャベチャーは外したくないメニューです。 続いてラーメンが提供。 鶏油がたっぷり浮くスープは、口当たりがとてもクリーミー。直系のように醤油を立たせたタイプとは異なり、豚骨の出汁感を重視した仕上がりです。 驚いたのは、六角橋にあった「六角家 本店」で感じたあの強烈な獣臭が、まったくなかったこと。あれを抑えられるようになったことに30年の技術の進化を感じました。 麺は中太の平打ちストレート。「酒井製麺」ではないようで、やや長めの印象。「柔らかめ」オーダーも茹で加減がちょうど良く、スープの持ち上げもバッチリでした。 後半は半分ほど残していたキャベチャーを投入し、最後まで美味しく完食。 まとめ 全体としては、クラシカルな“オールド家系”というより、バランス型の「本牧家系」とクリーミーな「壱系」の中間といった印象。美味しかったけれど、期待していた昔の「六角家」とは少し違う仕上がりでした。 ひょっとしたらここから変化していくかもしれないので、少し時間をおいて、また訪れてみたいですね。 ごちそうさまでした。

2024-05-26

永福町「永福町 大勝軒」のチャーシュー麺

2024年5月、永福町にある「永福町 大勝軒(お店情報へ)」へ。 東京のラーメン史を語るうえで欠かせない、言わずと知れた老舗名店。お恥ずかしながら、今回が初訪問でした。 訪問時の様子 平日の夕方ごろに到着。並びこそなかったものの、店内は常に7割ほどの入り。私のあとにも客足は途切れず、常に入れ替わるような盛況ぶり。さすがの人気です。 今回のオーダー 後金・口頭注文制。今回は「チャーシュー麺」(1,430円)と「生玉子」(50円)をオーダー。 チャーシュー麺 デフォルトで麺量が2玉あるため、丼はかなりのサイズ感。 スープはラードに覆われていて熱々。煮干しを中心に炊き上げられたというスープは、どこか懐かしさを感じさせてくれます。 麺は初代店主のご実家親族が営んでいる「草村商店」のものを使用。比較的短めな、ちぢれ細麺で、茹で加減はやや柔らかめ。前述したとおり、麺量は2玉なのでボリュームは申し分なしです。 チャーシューは薄切りながらも肉質がしっかりしていて、食べ応えあります。「チャーシュー麺」にしたので枚数も多く、満足度高めでした。 後半は麺を生玉子にくぐらせて"すき焼き風"にしたり、白こしょうを振って、味変をいろいろ楽しみました。 普段は卓上調味料を使う前に食べきってしまうことが多いのですが、こうした工夫ができるのも、麺量が多いからこそできる楽しみ方だなと思います。 正直食べ切れるか不安もありましたが、気づいたらペロリと完食でした。 まとめ 創業から70年以上経った今でも、時代に埋もれず通用する味。そのすごさを、あらためて実感しました。 とても美味しかったです。ごちそうさまでした!

2024-05-21

越谷「ラー麺専門店 こしがや」の塩ネギチャーシューワンタンメン

2024年3月、越谷にある「ラー麺専門店 こしがや(お店情報へ)」へ初訪問。 こちらは名店「支那そばや」の流れを汲むお店となります。 訪問時の様子 ランチタイムを過ぎた頃に到着。店内は半分ほどの入りで、落ち着いた雰囲気でした。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「塩ネギチャーシューワンタンメン」(1,250円)をオーダーしました。 塩ネギチャーシューワンタンメン 大きめの器で登場。見た目は写真で見ていた鵠沼時代の「支那そばや」そのもの(私は実際に訪問したことはありませんが、こんな雰囲気だったのかなと想像します)。 スープは名古屋コーチンをベースに、本枯節や焼きあま海老の和出汁を合わせたものとのことです。 鶏の厚みある旨みがしっかり感じられつつ、口当たりは優しいです。中央に盛られた刻みネギとの相性も抜群で、辛味はなくむしろ甘さを感じられるのが印象的でした。 麺は自家製の細ストレート麺。柔らかめの「支那そばや」と比べると少し張りがあって、しなやかで啜り心地が良いです。標準的なお店よりも麺量が多い気がして、食べごたえも十分です。 具材ではレア感のあるチャーシューが印象的。初代からこのスタイルなのか、三代目店主の工夫なのかは分かりませんが、今っぽさがあって、このラーメンに合わせるのは新鮮でした。 ワンタンも餡とチュルンとした皮のバランスが良く、これも非常に私好みでした。 この日2軒目でしたが、気づけばしっかりと完食。 まとめ スープ、麺、具のすべてにしっかりボリュームがあり、「ラーメンを食べたなぁ」と思える満足感の高い一杯。これで1250円はむしろ安すぎるのでは?と少し心配になるほどでした。 ごちそうさまでした!

2024-03-17

西新井「西新井らーめん」のワンタンメン

2024年3月、東武・西新井駅の構内にある「西新井らーめん(お店情報へ)」へ初訪問。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「ワンタンメン」(650円)をオーダー。駅構内という立地もあるからかもしれませんが、いまどきこの価格はかなり破格ですね。 ワンタンメン スープは鶏ガラベースのあっさり醤油清湯でした。出汁よりも醤油が前に出ていて、昔ながらの東京ラーメンといった印象です。ホームの立ち食いというシチュエーションのせいか、どこか蕎麦っぽさも感じました。 麺は中細ちぢれ麺。業務用らしい無骨さがありつつ、そのチープ感が逆に懐かしさを演出していて良かったです。 ワンタンは通常ラーメンにプラス70円でこの量でした。正直お得すぎて、値付けを間違えていないか心配になるレベルです。 チャーシューはしっかりとした肉質で、パサつきはなく「肉を食べている」感がありました。チャーシューメンを選ぶのも良さそうだと思いました。 ボリュームはランチにサクッと食べるのにちょうど良く、美味しくいただけました。 まとめ 昭和のノスタルジックな空気を感じられる雰囲気の良いお店でした。こういうお店はいつまでも残ってほしいなと思います。 ごちそうさまでした。

2024-03-17

鶴川「しおらーめん進化 2nd」のしお全部のせらーめん

2024年1月、鶴川にある「しおらーめん進化 2nd(お店情報へ)」へ。 「進化 本店(訪問記事へ)」で一杯いただいたあと、バスに乗ってこちらへ連食です。 訪問時の様子 本店もなかなか広いお店でしたが、こちらはさらにゆったりとした大箱。店内には店主の関口さんの姿もありました。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「しお全部のせらーめん」(1,450円)をオーダーしました。 しお全部のせらーめん スープは、なんと20種類以上の素材を使っているそうで、旨味の層がとても厚い印象。本店のスープが洗練された澄んだ味わいだとすれば、こちらはあえて少し“野暮ったさ”を残した「ザ・ラーメン」といった趣のある一杯です。 麺は自家製。加水率高めの中太縮れ麺で、手もみの不均一なウェーブが加わった麺は食感に変化があって、しっかりとした食べ応えがありました。 具材では、低温調理の鶏チャーシューと、香ばしい薫香の釜焼き豚チャーシューが印象的。前者は“今っぽさ”、後者は“昔ながら”を感じさせるような対比が面白くて、この組み合わせはなかなか楽しいですね。お気に入りの「しお味玉」も健在で、やっぱりこの味、大好きです。 ボリュームのある一杯でしたが、美味しさに引っ張られて、気づけばあっという間に完食&完飲でした。 まとめ “懐かしさ”を意識した一杯とのことでしたが、むしろ今っぽいトレンド感もあって、そのギャップがすごく面白いなと思いました。本店と食べ比べてみて、私は断然こちらの味が好み。 めちゃくちゃ美味しかったです。ごちそうさまでした!

2024-01-14

町田「しおらーめん進化 本店」のしお味玉らーめん

2024年1月、町田にある「しおらーめん進化 本店(お店情報へ)」へ。実に8年半ぶりの訪問です。 訪問時の様子 2人ほど店頭に並んでいたものの、すぐに入店できました。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「しお味玉らーめん」(1,100円)をオーダーしました。 しお味玉らーめん まず目を引くのは、黄金色に澄んだ美しいスープ。複数の塩をブレンドして使っているそうで、ほどよい塩気にほんのり甘みも感じられるバランスの取れた味わいです。決して目新しい味ではないけれど、今の時代に食べても十分に美味しいと感じられます。 麺は自家製の細ストレート。固すぎず、柔らかすぎず、しなやかな口当たりで、滑らかにスルスルと啜れるのが心地よかったです。 具材は、大判で薄切りのレアチャーシューにメンマ、ネギとシンプルな構成。 トッピングで追加した「しお味玉」は、ほんのり効いた塩味と黄身の甘みのバランスが絶妙で、個人的にかなり好みの味。初めて食べたときの衝撃がふっとよみがえってきました。これはぜひ追加してほしい一品です。 気づけば、あっという間に完食。そしてスープが美味しすぎて、ついつい予定外の完飲までしてしまいました。 まとめ 久しぶりの訪問でしたが、15年以上続く名店が織りなす一杯はやっぱり美味しいなと唸らされました。私の好みも変わったのもあるかもしれませんが、記憶していたよりもはるかに美味しかったです。 ごちそうさまでした!

2024-01-14

五反田「中華蕎麦 無冠」の特製牡蠣塩

2023年8月、五反田にある「中華蕎麦 無冠(お店情報へ)」へ。 訪問時の様子 この日は夜営業の15分前に到着しましたが、すでに3名ほど並んでいました。 今回のオーダー こちらは前金・食券制です。今回は「特製牡蠣塩」(1000円)と「ビール中瓶」(500円)を注文しました。 ビール中瓶 まずはビールから提供。銘柄は「ハートランド」でした。おつまみまでついてきて、この内容で500円はかなりお得だと思います。 特製牡蠣塩 スープはほどよい塩味で、これだけでも十分に美味しい。でも牡蠣ペーストを溶かすことでグッと牡蠣の風味と甘みが広がって、さらにレベルアップ。むしろ、このスープの真骨頂は牡蠣ペーストを混ぜてからだと感じました。 麺は中太の手揉み麺。「三河屋製麺」の麺とのこと。モチモチした食感でスープとの絡みも抜群。個人的にはかなり好みのタイプでした。麺量が200gというのも満足感ありますね。 あっという間に完食。 まとめ ボリュームも価格も大満足の一杯でした。 メニューはトッピングが一通り揃った「特製」しか置いていないのも潔くて好印象。最近はコストの都合でトッピングを減らしているお店も多い中、このスタイルは逆にありがたいです。 とてもおすすめです。ごちそうさまでした!

2023-08-10

蓮沼「インディアン 本店」の焼豚そばと半カレー

2023年8月、蓮沼にある「インディアン 本店(お店情報へ)」へ。 昔からあるお店ですが、今さらながら初訪問です。 訪問時の様子 ランチタイムが終わる頃に到着。店内は半分ほど埋まっていました。 今回のオーダー こちらは口頭注文制です。今回は一番人気という「焼豚そば(三枚入り)と半カレー」のサービスセット(1,550円)をオーダーしました。 焼豚そば(三枚入り)と半カレー まずは焼豚そばが提供されました。 黄金色に澄んだスープは魚介ベースで、非常にあっさりとした味わい。麺は「菅野製麺所」の縮れ細麺で、昔ながらの支那そばといった印象です。 焼豚は厚みがあるのにしっかりと味が染みていて、食べ応えも十分。ノーマルの支那そばではなく、焼豚そばにして大正解でした。 頃合いを見計らって、スタッフさんが半カレーを提供してくれました。ちなみに、写真を撮りたい場合はオーダー時に伝えれば、支那そばとカレーを同時に出してもらえるようです。 真っ黒でとろみのある濃厚なルーは、程よい辛さと深いコクがあり絶品。 カレーを食べてから支那そばをもう一度いただくと、スパイスの影響か、最初とはまた違った味わいに感じられます。この二つがそろって初めて完成するセットなのかもしれません。面白いですね。 どちらも美味しく完食。 まとめ 老舗の洋食屋の雰囲気を感じさせる支那そばとカレー。ぜひセットで注文して、どちらの味も楽しんでみてほしいです。 とても美味しかったです。ごちそうさまでした!

2023-08-05

桜木町「竹岡式 竹ちゃんラーメン」の竹岡式チャーシューメン

2023年1月、野毛にある居酒屋「家庭料理 笑奈」で間借り営業している「竹岡式 竹ちゃんラーメン(お店情報へ)」へ。 横浜では珍しい千葉のご当地ラーメンである竹岡式ラーメンが味わえるお店ということでブックマークしていたお店。もうすぐ閉店との報を受け慌てて訪問しました。 訪問時の様子 ランチタイムに訪問しましたが、あまり知られていないのかノーゲスト。ゆったりとした空気の中での食事となりました。 今回のオーダー 前金・注文制。メニューは「竹岡式ラーメン」と「竹岡式チャーシューメン」の二択。せっかくならばと後者をお願いしました。 竹岡式チャーシューメン 竹岡式ラーメンの特徴と言えば、チャーシューの煮汁をお湯で割ったスープに乾麺を合わせる独特のスタイル。調理の様子を眺めていましたが、こちらでもその製法をしっかり踏襲していました。 提供された一杯は真っ黒なスープが印象的。見た目どおり醤油の風味は濃いものの、塩味は強すぎず意外とマイルド。 味の濃さは後から調整してもらえるとのことでしたが、私はこのままで十分でした。 麺は前述のとおり、乾麺を使用しています。 茹で加減はかなり柔らかめ。コシを求める人には少し物足りなく感じるかもしれません。私は基本的には柔らかめが好みですが、今回はもう少し固めでも良かったかなと思いました。 具材ではたっぷりと入ったチャーシューはほろほろと崩れるほど柔らかく、味も量も申し分なし。濃いめの味付けで白ご飯が欲しくなる美味しさでした。 また、トッピングで玉ねぎ多めにしても良さそうだなと思いました。 最後まで美味しく完食。 まとめ 竹岡式ラーメンはこれまで数えるほどしか食べたことがありませんが、少し本場の雰囲気を感じられたような気がします。私はやっぱり、このラーメン好きだなと再確認した一杯でした。 ごちそうさまでした。

2023-01-25