東京「津軽煮干 ひらこ屋」の辛ニボ TYPE-T
2025年12月、東京駅地下一階「東京ラーメンストリート」内にある「津軽煮干 ひらこ屋(お店情報へ)」へ。 6月に青森の本店である「中華そば ひらこ屋(訪問記事へ)」に訪れた際、美味しくて感動したのをよく覚えています。そんなお店が東京に出店すると知り、とても楽しみにしていました。 訪問時の様子 平日の15時半ごろに訪問。 隣には同日にオープンした「みそきん」があり、予約制にも関わらず、30人以上の行列。私も本当は行きたいのですが、なかなか予約が取れず諦めムードです。。。 そんな行列を横目に目的の「ひらこ屋」へ。こちらは5割ぐらいの客入りで、すぐに入店できました。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は東京限定×季節限定×1日30食限定の「辛ニボ TYPE-T」(1,380円)をオーダーしました。 初訪問で限定はほとんど頼まないのですが、いつ提供が終わるかわからなかったので、今回は思い切ってこちらに。 卓上アイテム 卓上には、ラーメンダレ、とうがら酢、黒こしょう、ニボ一味(媛いりこ+一味とうがらし)が並んでいました。他店ではあまり見られないユニークなラインナップで、お店のこだわりが伝わってきます。 【限定】辛ニボ TYPE-T 提供された一杯は、灰褐色の煮干しスープに、赤みが加わった独特のビジュアルです。 スープは、煮干しの酸味が先行し、そのあと辛味がじんわりと追いかけてきます。 チャーシューの上には、南蛮みそ、赤唐辛子一升漬け、魚辛(じゃこ)の3種類がのっていて、東北らしい辛味が勢揃い。さらにネギの上には煮干麻辣ナッツも。辛味ごとに違う表情を覗かせてくれて、味変もとても楽しいです。 麺は平打ちの中太ストレート。本店は自家製麺ですが、こちらでは松本製麺所の特注麺を使用しているそうです。多加水でもっちりとした弾力性があり、濃いスープに負けない存在感を放っています。 美味しく完食でした。 まとめ 全体的にしっかり辛いので、辛味が得意な方、そして煮干しのクセが大丈夫な方には刺さる一杯ですが、少し人を選ぶかもしれません。私はど真ん中でした。 個人的には、青森を訪れたときの記憶がふっとよみがえってくる一杯でした。今度はレギュラーメニューを食べに伺いたいです。 ごちそうさまでした!
赤羽「麺処 夏海」の味玉醤油らぁめん
2025年11月、赤羽にある「麺処 夏海(お店情報へ)」へ。 訪問時の様子 祝日の20時過ぎに到着。並びこそなかったものの、店内は9割ほどの入りで盛況。店主さんとスタッフさんの元気な声がけもあって、明るい雰囲気に包まれていました。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「味玉醤油らぁめん」(1,150円)をオーダー。麺は細麺か手もみ中太ちぢれ麺から選べたので、後者でお願いしました。 卓上アイテム 卓上には、こしょう、七味とうがらし、昆布酢が並んでいました。 味玉醤油らぁめん 提供までは15分ほど。混雑していたこともあってか、少し時間がかかりました。 提供された丼からはふんわりと醤油のいい香りが漂います。 スープは醤油のコク、鶏油の甘み、さまざまな素材からとった出汁が綺麗にまとまった味わい。 麺は「心の味食品」(「中華蕎麦 とみ田」直営)による特注品。この麺が本当に良かった。 今回オーダーした手もみ中太ちぢれ麺は、箸で持つとブルンブルンと弾力があり、噛むとモチモチした食感でまさに私好み。 具材で特に印象的だったのは、低温調理のレアチャーシュー。 普段あまり好まないのですが、ここのは別格。「技術のある人が作るレアチャって、こんなに美味しいんだ」と実感しました。 気づけば、あっという間に完食・完飲。 美味しすぎて、久しぶりに「食べ終わるのが名残惜しい」と思えた一杯でした。 まとめ どうして今まで訪問してなかったんだろうと思うほど、美味しかったです。 接客も素晴らしくて、とても気持ちのいい食事ができました。 赤羽はなかなか行く機会がない場所ですが、ここはぜひリピートしたいです。ごちそうさまでした!
六町「博多長浜ラーメン 田中商店」のらーめん
2025年11月、六町にある「博多長浜ラーメン 田中商店(お店情報へ)」へ初訪問。 アクセスがあまり良くないことに加え、夜営業のみということもあって、ずっと後回しになっていたお店。今回は思い切って伺ってみました。 訪問時の様子 日曜日の19時前に到着。店外に50人、店内にも20人ほどの大行列。ただ、大箱で提供が早い博多ラーメンということもあり、回転はかなり早く、時速は70人強。待ち時間のストレスは感じませんでした。 今回のオーダー 後金・注文制。並んでいる間にスタッフさんがオーダーを取りに来てくれました。 今回は「らーめん」(850円)と「赤オニ」(250円)をオーダー。麺の固さは「ふつう」にしました。 卓上アイテム 卓上には、ラーメンタレ、にんにく、紅しょうが、ごま、からし高菜が並んでいました。 らーめん 店内もそうでしたが、丼からの熟成臭はほとんど感じられませんでした。 スープはサラっと軽めで、非常にあっさり。もう少し旨みがほしいところ。 麺は低加水の細ストレート。福岡の「トリオ製麺」から直送している麺だそうです。 噛むと小麦の風味がふわっと口内に広がり、とても美味しかったです。 チャーシューはレア感があってしっとり。博多ラーメンでこのタイプは珍しいなと感じました。 途中からトッピングの「赤オニ」を使用。まずはおすすめされていたつけ麺風で試してみました。 メニューには激辛とありましたが、実際はそこまで辛くはなく、むしろ甘みも感じるほど。この程度の辛さなら全然大丈夫だなと思い、丼へ全投入。正直、スープは辛味を足した後の方が好みでした。 さくっと完食。 まとめ 期待値高めで伺ったのですが、今回はやや期待ハズレでした。豚骨ラーメンはブレが出やすいので、今回はたまたま下ブレを引いてしまったのかもしれません。 機会があれば、時間帯を変えて再訪してみたいなと思いました。ごちそうさまでした。
水天宮前「博多ラーメン しばらく 日本橋店」のワンタンメン
2025年11月、水天宮前にある「博多ラーメン しばらく 日本橋店(お店情報へ)」へ。 訪問時の様子 日曜日の17時半に到着。店内に入るとノーゲスト。スタッフさんは4名いて、ホールを担当していた外国人スタッフさん同士が談笑しているほどの余裕ぶり。いや気にはならないんですけどね。 博多ラーメンのイメージとはかけ離れた、シックで落ち着いた店内。ほんのりと豚骨の熟成臭も漂っていて、そのギャップがちょっと面白いです。 今回のオーダー 前金・食券制。今回は「ワンタンメン」(1,100円)をオーダー。麺の固さは「ふつう」でお願いしました。 卓上アイテム 卓上には、ラーメンタレ、白こしょう、柚子こしょう、紅しょうが、すりごま、餃子用の酢醤油、ラー油が並んでいました。 ちなみに、すりごまは福岡の本店の創業者が、日本で初めてラーメンに入れることを考案したそうです。 ワンタンメン 浅めの丼いっぱい具が溢れんばかりに盛り付けられていて、目を惹くビジュアルです。 白濁したスープはサラサラしていて、ほんのり熟成臭が香ってきます。 麺は低加水の細ストレート。噛むとパツンと歯切れがよいです。最初は少し固いかなと思いましたが、すぐにスープを吸って、ちょうどいい固さになりました。 チャーシューは薄切りのものが3枚。しっかりと味が染みていて、控えめな塩味のスープとのバランスがちょうどいい。 トッピングで追加したワンタンは、皮が厚めで餡もしっかり入っています。 今まで私が食べてきた博多ラーメンのワンタンは、どちらかというと皮を楽しむタイプで、餡もあまり入っていないお店が多かったので、ここのは珍しいタイプだなと感じました。 後半は卓上のすりごまを投入。あっさりめのスープにコクが出て、これは最初から入れるのもアリだなと思える味変でした。 美味しく完食。 まとめ シックで落ち着いた空間で、ゆったり食事を楽しめました。 ワンタンが予想以上のボリュームで、替え玉なしでも満足度の高い一杯でした。 ごちそうさまでした。
三鷹「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」のスタ満セット
2025年11月、三鷹にある「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼(お店情報へ)」へ。 三鷹という立地に加え、夜営業のみ・常に行列という条件が重なり、なかなか足が向かなかったお店ですが、今回は意を決して初訪問してきました。 訪問時の様子 土曜日の開店15分前に到着。 お店は地下1Fにありますが、すでに行列は地上の1Fまで伸びていました。少し前にお店の前を通りかかったときは、行列は見えなかったので油断してしまいました。 開店時点での並びはおそらく50人ほど。結果、着席までは約1時間半。時速換算すると33人ほどの進み具合でした。回転は早いけど、さすがにこれだけ並べば、時間がかかるのはいたしかたないところ。 今回のオーダー 前金・食券制で、並んでいる途中で店員さんから案内があり、そのタイミングで食券を購入します。 今回は看板メニューの「スタ満ソバ」に「生玉子」と「小ライス」がセットになった「スタ満セット」(1,110円)をオーダー。 無料トッピングは「ニンニク」、「ショウガ」、「背脂」が用意されていて、提供時に欲しいものだけコールします。今回は「ニンニク・ショウガ・背脂」すべてお願いしました。 卓上アイテム 卓上には、白こしょう、七味とうがらし、お酢、タバスコが並んでいました。 スタ満セット 漆黒のスープに厚い油膜が張り、ふわりと背脂が浮く一杯。見るからにジャンクな雰囲気がヒシヒシと伝わります。 オイリーなスープは醤油のキレが強く、パンチのある味わい。無料トッピングのニンニクを混ぜればさらにパワフルに、ショウガを混ぜればすっきり感が加わり、味変も楽しい。 麺は自家製で、軽くちぢれの入った太麺。やや固めで二郎系のようなワシワシとした食感です。ひょっとするとオーションを使ってるのかもしれません。 麺量はデフォルトで240g。麺量を減らしたり、細麺へ変更したりと、調整にも対応しています。 具材は、炒めた細切りの豚バラ肉、玉ねぎ、ニラ。この組み合わせだけでライスが進む、まさに「おかずになるラーメン」と言ったところ。 後半は生玉子を溶いて、すき焼き風に楽しんだりも。 気づけばラーメンもライスも無心でかきこみ、大満足で完食しました。 まとめ とても情報量の多いラーメンですが、それらが高い次元でしっかりまとまっていて、店主さんのセンスを感じる一杯でした。 後半は少し脂が重く感じたので、もし次行く機会があれば、無料トッピングの背脂はなしにしようと思いました。 夜だからこそ味わえる背徳感のある一杯を思いっきり堪能することができました。 美味しかったです。ごちそうさまでした!